MJPEGとは?映像技術の基本概念をわかりやすく解説します
MJPEGとは?
MJPEG(Motion JPEG)とは、動画を扱うために開発された圧縮形式の1つです。JPEGは静止画像用の圧縮形式でしたが、MJPEGは動画の各フレームをJPEGで圧縮することで、高品質な映像を保ちつつ、ファイルサイズを小さくすることができます。
MJPEGのメリット
MJPEGの最大のメリットは、圧縮を行うことでファイルサイズを小さくできることです。また、従来のMPEGやH.264などの動画圧縮形式では、解像度を下げないと圧縮率を上げることができませんでしたが、MJPEGは圧縮率を上げなくても高画質での映像が得られます。
さらに、MJPEGはエンコードとデコードの処理が単純であるため、ストリーミング配信などのリアルタイム性が求められる場面で優れたパフォーマンスを発揮します。
MJPEGのデメリット
一方で、MJPEGにはいくつかのデメリットもあります。まず、MJPEGで圧縮された動画は、MPEGやH.264などのより効率的な動画圧縮形式に比べてファイルサイズが大きくなる傾向があります。また、MJPEGはフレームごとに圧縮を行うため、動きの激しい映像を扱う場合には、画質や処理速度に影響を与えることがあります。
まとめ
MJPEGは、動画を扱うための圧縮形式の1つであり、静止画像用のJPEGと同様のアルゴリズムを用いた圧縮方式を採用しています。MJPEGの最大のメリットは、高品質でファイルサイズを小さくできることです。一方で、デメリットとしては、ファイルサイズが大きくなりやすいことや、動きの激しい映像には向かないことが挙げられます。