モジュール強度・凝集度とは?
ソフトウェア設計において、モジュール強度・凝集度は非常に重要な基本概念です。これらの概念を理解しておくことは、ソフトウェアの品質を向上させる上で不可欠です。
モジュール強度とは?
モジュール強度とは、ソフトウェアのモジュールが各自の仕事を適切にこなし、他のモジュールとの間で意図しない相互作用が起こらないことを指します。つまり、各モジュールは独立した機能を持ち、他のモジュールに影響を与えず、互いに切り離せるように設計されている必要があります。
モジュール強度が高ければ高いほど、ソフトウェアの保守性や品質は向上します。例えば、あるモジュールに問題があった場合でも、他のモジュールに影響を与えず、単体で修正できるためです。
凝集度とは?
凝集度とは、モジュール内の要素がどの程度密接に関連しているかを示す指標です。つまり、凝集度が高いほど、モジュール内の要素は密接に関連しているため、そのモジュールが担当する機能が明確になります。
凝集度が低い場合、モジュール内で何が行われているかが明確ではなく、保守性や品質に問題が生じることがあります。また、凝集度が高すぎる場合、モジュールが担当する機能が多すぎるため、理解しづらくなる問題があります。
まとめ
モジュール強度・凝集度は、ソフトウェア設計の基本概念のひとつであり、ソフトウェアの品質向上に欠かせない重要な要素です。モジュール強度が高く、凝集度が適切に調整されているソフトウェアは、保守性や品質の向上につながります。