多言語化(M17N)とは?グローバル対応のウェブ技術を解説
多言語化(M17N)とは、一つのウェブサイトやアプリケーションを、世界中の人々が利用できるようにするための技術です。グローバル化が進む現代社会において、日本企業も海外展開をすることが多くなっています。そのため、ウェブサイトやアプリケーションを多言語対応することが必要不可欠となっています。
M17Nを実現するためには、以下の3つのポイントが必要です。
1.文字コードの選定
文字コードは、文字をコンピュータ上で扱うための規則です。日本語以外の言語にネイティブ対応するためには、Unicodeと呼ばれる文字コードを選定することが必要です。Unicodeは、世界各国の文字を統合し、一つの規格として管理されているため、多言語対応に最適な文字コードといえます。
2.翻訳の品質
ウェブサイトやアプリケーションを多言語対応する場合、翻訳の品質が非常に重要です。ただ単に機械翻訳を使うのではなく、ネイティブスピーカーが翻訳することで、正確で自然な言い回しを実現できます。また、翻訳された文言を確認する仕組みを導入することで、品質管理を行うことができます。
3.デザインの適応性
ウェブサイトやアプリケーションのデザインは、各言語に合わせて適応する必要があります。例えば、アラビア語は右から左に読むため、レイアウトを逆にする必要があります。そのため、デザインの適応性を考慮することが必要です。
以上の3つのポイントを踏まえた上で、ウェブサイトやアプリケーションをM17N化することで、世界中の人々に快適な利用環境を提供することができます。グローバル化が進む現代において、M17N化は欠かせないウェブ技術の一つといえます。