ネイティブVLANとは?ネットワークの基本概念を分かり易く解説
はじめに
ネットワークにおいて重要な役割を持つVLAN(Virtual Local Area Network)について、その中でも特に重要な役割を持つ「ネイティブVLAN」について解説していきます。
VLANとは?
VLANとは、1つの物理的なネットワーク上に、複数の仮想的なネットワークを構築する技術です。これにより、違う部署やセグメント同士で通信する必要がある場合でも、安全かつ効率的に通信することができます。
ネイティブVLANとは?
ネイティブVLANとは、VLANにおいて、特定のVLANタグが付与されていないネットワーク上で通信するVLANです。例えば、タグがない場合、VLAN1が自動的にネイティブVLANとして設定されます。
ネイティブVLANの役割
ネイティブVLANは、VLANが異なる2つのネットワーク間で通信する場合に使用されます。通信する2つのネットワークが異なるVLANである場合、通信に使用されるポートはVLANタグが付与されたものに限られます。しかし、ネイティブVLANの場合は、VLANタグが付与されていないため、通信に使用されるポートの範囲が広がります。
まとめ
ネットワークにおいてVLANは、セキュリティや効率化などの目的で構築されます。その中で、ネイティブVLANは、異なるVLAN間での通信に必要不可欠であり、正しく設定されることで、スムーズな通信を実現することができます。