IPアドレスとは?
IPアドレスとは、インターネットに接続された各デバイスに付与される識別番号のことです。これにより、デバイス同士が通信を行うことができるようになります。IPアドレスは、数値で表される32ビットまたは128ビットの数字で構成されています。
ナンバードIPとは?
ナンバードIP(Numbered IP)は、IPアドレスのうち、数値で識別されるIPv4アドレスのことです。IPv4アドレスは、32ビットの数値で表され、通常「xxx.xxx.xxx.xxx」という形式で表されます。ここでの「xxx」には、0から255までの数字が入ります。
IPアドレスの割り当て方法
IPアドレスは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)から割り当てられます。一般の家庭向けのインターネット回線では、ISPから割り当てられたIPアドレスがルーターに割り当てられ、各家庭内のデバイスは、ルーターに付与されたIPアドレスを共有する形で接続します。
また、企業向けのインターネット回線では、固定IPアドレスが割り当てられることが一般的です。固定IPアドレスを使用することで、サーバーやネットワーク機器に常に同じIPアドレスを割り当てることができます。
ナンバードIPの問題点
IPv4アドレスは、32ビットの数値で表されるため、割り当て可能なIPアドレス数に限りがあります。現在、IPv4アドレスの枯渇が進んでおり、IPv4アドレスの割り当てが困難な状況にあります。
この問題を解決するため、IPv6アドレスが開発されました。IPv6アドレスは、128ビットの数値で表され、割り当て可能なIPアドレス数が爆発的に増加しました。ただし、IPv4アドレスとの互換性がないため、IPv6アドレスへの移行には時間がかかるとされています。
まとめ
今回は、ナンバードIPとは何かについて解説してきました。IPv4アドレスの枯渇が進む中、IPv6アドレスへの移行が進んでいくことになるでしょう。しかし、現在でも多くのデバイスがIPv4アドレスを使用しており、今後もしばらくはナンバードIPが利用され続けることになります。