OHCIとは?USBやIEEE1394の基本概念をわかりやすく解説
USBやIEEE1394(FireWire)といったインターフェース規格は、今や私たちが普段使っているデジタル機器に欠かせない存在となっています。そして、これらの規格を管理するために用いられるのが、OHCI(Open Host Controller Interface)です。
OHCIとは、USBやIEEE1394のコントローラーとコンピューター本体との間でデータをやりとりするための標準的なインターフェース仕様です。 つまり、OHCIがあることで、様々なメーカーが独自の仕様でインターフェースを開発することなく、USBやIEEE1394デバイスをコンピューターに接続することが可能となっているのです。
それでは、USBやIEEE1394の基本的な概念についても解説していきます。
USBとは?
USB(Universal Serial Bus)は、パソコンに様々な周辺機器を接続する規格のひとつで、1996年に初めて公開されました。USBポートは、パソコンに限らずスマートフォンやタブレット、カメラ、プリンター、キーボード、マウスなど、さまざまな機器に搭載されています。
USBは、接続した機器の電力供給や、データ転送、その他の機能を行うことができます。また、USB 1.1では最大12Mbps、USB 2.0では最大480Mbpsのデータ転送速度を提供しており、高速なファイルのやりとりを可能にしています。
IEEE1394とは?
IEEE1394(FireWire)は、Appleが開発した高速シリアルバス規格で、パソコンに様々な周辺機器を接続することができます。USBと同じく、電力供給や高速データ転送が可能なため、動画カメラや外付けハードディスク、音声機器などに使用されています。
IEEE1394は、USBに比べて高速なデータ転送ができることが最大の特徴で、最大で800Mbpsの転送速度が可能です。また、IEEE1394では、複数の機器を直接接続するデイジーチェーン接続が可能で、複数の機器を同時に接続することができます。
以上、USBやIEEE1394の基本的な概念と、OHCIというインターフェース仕様について解説しました。デジタル機器を使用する際には、これらの知識を持っておくと、より効率的な操作が可能になるでしょう。