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PCI Express 4.0(PCIe Gen4)とは?次世代高速インターフェースの基本概念を総覧
PCI Express(Peripheral Component Interconnect Express)は、コンピューターの内部と外部の機器を接続するための高速シリアルバス規格であり、現在の主流はPCIe Gen3です。しかし、今後登場する新しい機器に対応するため、PCI-SIG協会はPCIe Gen4を発表しました。
PCIe Gen4は、従来のPCIe Gen3の2倍の帯域幅を持ち、1レーンあたり2GB/sの転送速度を実現します。また、エンドポイントデバイスの消費電力を抑えることができるので、省電力化も図れます。
PCIe Gen4の基本概念を総覧すると、以下のようになります。
1. レーン
PCIeは、レーン(Lane)と呼ばれる通信路で構成されます。1レーンあたり2GB/sの転送速度を持ち、マザーボード上にはx1、x4、x8、x16の各種レーン数が存在します。
2. バージョン
PCIeは、バージョンごとに規格が異なります。現在主流なのはPCIe Gen3であり、その次世代規格がPCIe Gen4です。
3. エンドポイントデバイス
エンドポイントデバイスとは、PCIeを介して接続される各種デバイスのことを指します。PCIeは、CPUやメモリ、グラフィックボード、ネットワークカードなど、さまざまな種類のデバイスと接続できます。
4. 帯域幅
PCIe Gen4は、従来のPCIe Gen3の2倍の帯域幅を持ちます。また、レーンあたりの転送速度が2GB/sとなっているため、大容量データの転送にも対応できます。
以上が、PCI Express 4.0(PCIe Gen4)の基本概念についての総覧です。PCI-SIG協会によって策定された次世代規格であり、さまざまな新しい機器との接続に対応するため、今後ますます重要な位置を占めることが予想されます。