PIIとは?
PII(Personally Identifiable Information)とは、個人を特定できる情報のことを指します。例えば、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、社会保障番号などが挙げられます。
一般的に、これらの情報は個人の秘密情報として扱われ、適切な保護が必要です。不適切な管理や流出が発生した場合、個人情報漏えいなどの問題が発生する可能性があります。
データ保護の基本概念とは?
データ保護には、以下の3つの基本概念があります。
1. 機密性(Confidentiality)
情報を秘密情報として扱い、不正なアクセスや流出から保護すること。
2. 完全性(Integrity)
情報が正確であり、改ざんや誤りがない状態を保つこと。
3. 可用性(Availability)
必要な時に情報にアクセスできる状態を保ち、情報の停止や不足を防止すること。
これらの基本概念に沿って、適切な対策を講じることが個人情報保護の基本となります。
個人情報保護のために
PIIは、悪意ある第三者によって盗まれたり、内部から漏えいすることがあるため、保護が必要です。以下に、個人情報保護のために取り組むべき対策をいくつかご紹介します。
1. アクセス制限を設定する
情報へのアクセスには、必要最小限の人数だけが制限されるように設定する必要があります。また、アクセス権限のレベルも適切に設定し、情報漏えいを防止するために、社員の教育も行う必要があります。
2. 暗号化をする
情報を暗号化することで、盗み見を防止することができます。特に、データベースやストレージに保存された情報は、暗号化して保護することが重要です。
3. パスワードポリシーを設定する
パスワードを漏洩しないように、安全なパスワードポリシーを設定することが必要です。パスワードは定期的に変更されるようにすることも大切です。
4. 外部との接続制限を設定する
外部から情報への接続を制限することで、不正アクセスや攻撃を防止することができます。VPNなどを用いて、安全な接続を実現することができます。
以上のような対策を講じることで、PIIの保護を実現することができます。個人情報保護には、人間の判断や行動も重要な要素となるため、社員の教育や訓練も行い、意識の向上を図ることが大切です。