POSIX時間とUNIX時間とは?
POSIX時間とは、1970年1月1日午前0時(UTC)からの経過秒数を表すシステム時間のことを指します。一方、UNIX時間は、同じく1970年1月1日午前0時からの経過秒数を表しますが、国際時刻と異なり、地方時を基準としています。
この二つの時間は、UNIXオペレーティングシステムで広く使用されており、ファイルのタイムスタンプなどに使われています。また、POSIX時間は、様々なプログラミング言語やデータベースでも活用されています。
POSIX時間とUNIX時間の違い
POSIX時間とUNIX時間は、基本的には同じ時間を表すものですが、異なる点があります。まず、UNIX時間は地方時を基準としているため、地方時が変わるとUNIX時間も変化します。一方、POSIX時間はUTCを基準としているため、地方時が変わってもPOSIX時間は変化しません。
また、2つの時間表現の精度にも差があります。UNIX時間は秒以下の精度を持たないため、同じ1秒内の時間に複数のアクションが発生した場合、タイムスタンプを比較すると同じに見えてしまいます。一方、POSIX時間はマイクロ秒単位までの精度を持っているため、より正確な時間の比較が可能です。
まとめ
POSIX時間とUNIX時間は、1970年1月1日午前0時からの経過秒数を表す時間表現です。UNIXオペレーティングシステムで広く使用され、ファイルのタイムスタンプなどに用いられます。異なる点は、UNIX時間は地方時を基準としているのに対し、POSIX時間はUTCを基準としていること、そして精度の違いがあることです。プログラマーの皆さんにとって、適切な時間の表現方法を選ぶことは非常に重要なことです。