PPP(Point-to-Point Protocol)とは？
PPP(Point-to-Point Protocol)とは、コンピューターや他のネットワークデバイス間でシリアル通信を行うために使用されるネットワークプロトコルです。これは、モデムを使用したダイヤルアップ接続に最も一般的に使用されています。PPPは、IP (Internet Protocol) パケットの送受信を可能にするために使用されます。
PPPが使用される理由
PPPは、ネットワーク接続を確立する際に必要な認証情報を提供する機能を提供します。これは、多くの場合、ユーザー名とパスワードです。PPPはまた、IPアドレスの割り当てにも使用されます。このため、PPPは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が顧客に接続するために使用する主要なプロトコルの1つです。
PPPの構成要素
PPPは、2つの構成要素で構成されています。1つは、LCP (Link Control Protocol)と呼ばれるもので、もう1つは、NCP (Network Control Protocol)と呼ばれるものです。LCPは、PPP接続を確立するためのハンドシェイクを管理します。一方、NCPは、PPP接続が確立された後、維持されるために必要なプロトコルを管理します。これには、TCP/IP、IPX/SPX、AppleTalkなどが含まれます。
まとめ
PPPは、ネットワークデバイス間のシリアル通信のために使用されるネットワークプロトコルです。ISPが顧客に接続するために使用する主要なプロトコルの1つであり、LCPとNCPの2つの構成要素から構成されています。PPPは、IPパケットの送受信を可能にし、ユーザー認証情報の提供、IPアドレスの割り当てなど、多くの重要な機能を提供しています。