PQFPとは?集積回路パッケージの基本概念を分かりやすく解説
集積回路パッケージには様々な種類がありますが、その一つがPQFPです。PQFPとは、Plastic Quad Flat Packageの略で、プラスチック製の四角いフラット型のパッケージのことを指します。
PQFPは、ハイエンドな家電製品やパソコンなどで使用される、高密度な基板上に多数のPINを配した集積回路を実装するために開発されました。PQFPは、薄型化と高密度化が進む現代の電子機器に必要な、コンパクトで信頼性の高い実装方法として広く利用されています。
PQFPの特徴
PQFPの主な特徴は、以下のとおりです。
– 四角形のフラットな外観
– パッケージの四隅にPINが配置されており、集積回路基板と接続
– フラットで大きなパッケージに多数のPINを実装可能
– ピッチが細かく、高密度化が可能
PQFPの種類
PQFPには、以下の種類があります。
1. Type I
2. Type II
3. Type III
Type Iは、通常のPQFPで、PIN数が少なめのもので使われることが多いです。Type IIは、PIN数が多くなり、熱対策にも考慮されたパッケージです。Type IIIは、超高密度の集積回路を実装するためのパッケージで、最大で1600 PINを実装できるものもあります。
まとめ
PQFPは、集積回路を実装するために広く利用されているパッケージの一つです。四角いフラット型で、高密度なPINが実装可能なことが特徴で、種類によっては1600PINまで実装できます。今後も、電子機器の薄型化と高密度化が進む中、PQFPの需要はますます増えていくことでしょう。