SafeSEHとは?Windowsセキュリティ対策の基本概念をわかりやすく解説
Windowsにおけるセキュリティ対策の基本概念の一つに「SafeSEH」というものがあります。この「SafeSEH」とは、Windowsアプリケーションにおいて、悪意ある攻撃から守るためのセキュリティ対策の一つです。
具体的に言うと、Windowsアプリケーションが起動した際に、メモリの中に格納された「ハンドラ」情報をチェックし、不正なハンドラによる攻撃を防ぐ技術です。これにより、悪意ある攻撃によってアプリケーションがクラッシュする、あるいは不正な操作が行われることを防ぐことができます。
以前はこのSafeSEHがWindowsのデフォルト設定となっていましたが、今ではデフォルトでは有効になっていない場合が多くなっています。そのため、Windowsアプリケーションを開発する際には、明示的にSafeSEHを有効化する必要があります。
具体的にSafeSEHを有効にする方法は、フラグを設定することです。VC++コンパイラを使用する場合は、コンパイル時に「/SAFESEH」フラグを指定することで有効化することができます。他のコンパイラを使用する場合は、各コンパイラにおける有効化方法を確認することが必要です。
Windowsアプリケーションのセキュリティ対策において、SafeSEHは基本中の基本です。Webアプリケーションのセキュリティ対策としても非常に重要な技術です。SafeSEHを有効化して、Windowsアプリケーションのセキュリティを強化しましょう。
まとめ
– SafeSEHは、Windowsアプリケーションにおけるセキュリティ対策の一つ。
– 不正なハンドラによる攻撃を防ぎ、アプリケーションのクラッシュや不正な操作を防ぐ。
– VC++コンパイラを使用する場合は、コンパイル時に「/SAFESEH」フラグを指定し、有効化する。
– Webアプリケーションのセキュリティ対策にも重要。