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SDP(Session Description Protocol)とは? – オンライン通信の基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

SDP(Session Description Protocol)とは?

SDPとは、オンライン通信においてセッションの記述を行うためのプロトコルです。セッションとは、オンライン上での音声、映像、チャット、ファイル転送など、複数の通信プロトコルを組み合わせた単位です。SDPは、セッションを正しく確立し、双方向の通信を実現するために必要な情報を伝えるために使用されます。

SDPの主な機能

SDPの主な機能は、以下の通りです。

SDPは、リアルタイム通信プロトコル(RTP)上で使用されます。RTPは、リアルタイムに音声や映像を送信するためのプロトコルであり、SDPは、この通信の前に、どのようなセッションが必要であるかを相手先に伝えるために使用されます。

SDPの具体的な使用例

例えば、あるビデオチャットアプリを使用する際には、SDPによって、送信する映像や音声のコーデック(圧縮形式)や、ビットレート、ビデオプロファイルなどの情報が相手先に伝えられます。また、暗号化方式や鍵情報など、セッションのセキュリティに関わる情報もSDPに含まれます。

以下は、SDPの一例です。

v=0
o=- 20518 0 IN IP4 203.0.113.1
s=Session SDP
c=IN IP4 203.0.113.1
t=0 0
m=audio 49170 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000

このSDPでは、IPアドレス203.0.113.1に対して、オーディオのRTPセッションを行うことが記述されています。使用するコーデックはPCMUであり、ビットレートは8000bpsであることがわかります。

まとめ

SDPは、オンライン通信においてセッションを正しく確立し、双方向の通信を実現するために必要な情報を伝えるためのプロトコルです。SDPを正しく使用することで、快適なオンライン通信環境を実現することができます。

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