SPECとは？
SPECとは、Standard Performance Evaluation Corporation（スタンダード・パフォーマンス・エバリュエーション・コーポレーション）の略称で、コンピュータシステムやワークステーション、サーバなどの性能評価基準を定める非営利団体です。
SPECは、1988年に設立され、現在は世界中の大手IT企業が加盟しています。SPECの定める基準に従い、ハードウェアやソフトウェアの性能評価を行うことで、消費者や企業が製品を選ぶ際の情報として参考にすることができます。
SPECの評価基準
SPECが定める評価基準には、以下のようなものがあります。
- CPU性能評価
- ディスク性能評価
- マルチコア性能評価
- グラフィック性能評価
- Webアプリケーション性能評価
- 仮想環境性能評価
これらの基準を用いて、ベンダーが提供する製品やシステムの性能評価を行います。
SPECのメリット
SPECのメリットは、性能評価基準を定めることで、消費者や企業が適切な製品を選ぶ際に、客観的な情報を提供できることです。また、複数のベンダーが提供する製品を同じ基準で比較することができるため、より適切な製品選定が可能となります。
さらに、SPECの基準に従った性能評価は、製品開発者にとっても参考になります。自社の製品が他社と比べて劣っている場合には、改善点を見つけることができ、製品改良につながります。
まとめ
今回は、SPECとは何かについて解説しました。SPECは、コンピュータシステムやワークステーション、サーバなどの性能評価基準を定める非営利団体であり、世界中の大手IT企業が加盟しています。SPECの定める基準に従い、ハードウェアやソフトウェアの性能評価を行うことで、消費者や企業が適切な製品選定を行うことができます。