スイッチングハブ(L2スイッチ)とは?
スイッチングハブ(L2スイッチ)とは、パケット交換技術を用いたネットワーク機器の一種です。一般的なハブとは異なり、宛先MACアドレスを認識して、個別にパケットを転送することができます。これにより、ネットワークの帯域幅を最大限に活用することが可能になります。
スイッチングハブの仕組み
スイッチングハブは、複数のポートを備えたネットワーク機器です。一つのポートに接続されたデバイスから送信されたパケットは、スイッチングハブによって認識され、宛先MACアドレスを解析して、個別に転送されます。このとき、転送先のポートは、宛先MACアドレスから特定されます。
また、スイッチングハブは、パケットを受信したポートに接続されたデバイスにのみパケットを転送するため、一度に複数のデバイスにパケットを送信する必要がなくなります。これにより、ネットワークにかかる負荷が軽減され、高速かつ安定した通信が可能になります。
スイッチングハブの特徴
スイッチングハブの特徴は、以下の通りです。
- 個別に転送されるため、帯域幅の効率的な活用が可能
- MACアドレスを自動学習するため、管理が容易
- スパニングツリープロトコルによる冗長化機能を備えていることが多い
- ポートミラーリングにより、通信内容の監視が可能
以上が、スイッチングハブ(L2スイッチ)の概要と特徴です。ネットワークの帯域幅が重要な要素となる現代において、スイッチングハブは欠かせないネットワーク機器として注目されています。