for文とは?- ループ処理を行うための制御構文の一つ
for文とは
プログラミングにおいて、for文は、指定した回数分繰り返し処理を行うための制御構文の一つです。for文を使うことで、同じ処理を繰り返し実行することができます。
for文の使い方
for文は、以下のように構文が定められています。
“`
for (初期値; 条件式; 増減式) {
// 繰り返したい処理を記述する
}
“`
初期値には、繰り返し処理を始める際の初期値を指定します。条件式には、繰り返し処理を継続する条件を指定します。増減式には、繰り返し処理が一度終了するたびに実行される式を指定します。
例えば、1から10までの数を順に表示するプログラムをfor文を使って書くと以下のようになります。
“`
for (int i = 1; i <= 10; i++) {
System.out.println(i);
}
```
この場合、初期値は「i = 1」、条件式は「i <= 10」、増減式は「i++」となっています。iが1から10まで変化しながら、繰り返し処理が行われます。
for文の応用例
for文は、繰り返し処理が必要な場面で幅広く使われます。例えば、配列の全要素に対して同じ処理を行うときにfor文を使うことができます。
“`
int[] numbers = {1, 2, 3, 4, 5};
for (int i = 0; i < numbers.length; i++) {
// 配列の内容を表示する
System.out.println(numbers[i]);
}
```
また、for文を使って、特定条件を満たす要素だけを処理することもできます。
```
int[] numbers = {1, 2, 3, 4, 5};
for (int i = 0; i < numbers.length; i++) {
if (numbers[i] % 2 == 0) {
// 偶数だけ表示する
System.out.println(numbers[i]);
}
}
```
このように、for文はプログラミングにおいて非常に重要な制御構文の一つです。しっかりと使いこなすことで、より効率的にプログラムを書くことができます。