スリーウェイハンドシェイクとは?TCP/IPにおける通信手順の一つを解説する。
TCP/IPとは、インターネットを始めとするネットワーク上での通信に必要なプロトコルです。そして、TCP/IPでの通信には「スリーウェイハンドシェイク」という手順が存在します。この記事では、スリーウェイハンドシェイクが何であり、なぜ必要なのかを解説します。
スリーウェイハンドシェイクとは?
スリーウェイハンドシェイクは、TCP/IPにおいて通信を開始する前に、クライアントとサーバーがやり取りする手順です。具体的には、以下の3つの手順が行われます。
1. クライアントからサーバーへSYNパケットを送信する
2. サーバーがSYNパケットを受信し、クライアントに対してSYN-ACKパケットを返す
3. クライアントがSYN-ACKパケットを受信し、サーバーに対してACKパケットを返す
このように、クライアントとサーバーはお互いに確認をしながら通信を開始するため、通信の安全性が高くなります。
スリーウェイハンドシェイクの必要性
スリーウェイハンドシェイクを行うことで、以下のようなメリットがあります。
1. 通信の安全性が高まる
2. パケットの確認が行われ、通信エラーが減る
3. SYN Flood攻撃などのDoS攻撃を防ぐことができる
特に、DoS攻撃を防ぐことができる点は重要であり、スリーウェイハンドシェイクがない場合には、大量のリクエストがサーバーに送信され、サーバーがダウンしてしまうリスクがあります。
まとめ
TCP/IPにおいて通信を開始する前に行われるスリーウェイハンドシェイクについて、何であるか、なぜ必要なのかを解説しました。スリーウェイハンドシェイクは、通信の安全性を高めるだけでなく、DoS攻撃を防ぐためにも重要な手順です。