TLSとは?
TLS(Transport Layer Security)とは、インターネット通信における情報の暗号化・認証・改ざん防止を行うためのプロトコルです。TLSは、インターネット上でデータを送信する際に、通信内容を保護して安全に送信するために利用されます。TLSは、以前はSSL(Secure Sockets Layer)と呼ばれていましたが、現在ではSSLは非推奨とされ、代わりにTLSが利用されています。
TLSの基本概念
TLSには、以下のような基本的な概念があります。
1. 暗号化
TLSは、送信するデータを暗号化することによって、情報の漏洩を防ぎます。暗号化は、データを受信する側でしか解読できないように、情報を変換することです。TLSでは、公開鍵暗号方式と呼ばれる方式を利用して、データを暗号化しています。
2. 認証
TLSでは、通信相手が本当に自分が思っている相手であるかを認証するために、証明書を用いています。証明書を発行する機関からは、その機関が信頼できる機関であると認証されています。TLSでは、この証明書を用いて、通信相手が本当に自分が思っている相手であることを確認しています。
3. 改ざん防止
TLSでは、データの改ざんを防ぐために、ハッシュ関数と呼ばれる関数を用いています。ハッシュ関数を用いることで、データの改ざんが検知され、データが改ざんされている場合は、通信が中断されます。
まとめ
TLSは、インターネット通信における情報の暗号化・認証・改ざん防止を行うためのプロトコルです。TLSを利用することで、インターネット通信を安全に行うことができます。しかし、TLSにも脆弱性が存在するため、最新版を利用することが推奨されています。