TortoiseSVNとは？
TortoiseSVN（トータスエスブイエヌ）は、マイクロソフトWindows上で動作するオープンソースのSubversionクライアントです。バージョン管理ツールの1つであり、複数人で開発するプロジェクトのソースコードやドキュメントの変更履歴を管理するために使用されます。TortoiseSVNは、Subversionの機能をWindowsユーザーによりわかりやすく直感的に操作できるようにしています。
バージョン管理とは？
バージョン管理とは、プロジェクトのファイルやコードなどの変更履歴を記録して管理することです。特定のバージョンのファイルを復元することができるため、バグ修正や機能追加などの変更があっても、以前のバージョンに簡単に戻すことができます。また、複数人が同時に開発する場合でも、ファイルの編集競合を防ぐことができます。
TortoiseSVNの使い方
TortoiseSVNの基本的な使い方を紹介します。
1. TortoiseSVNをインストールする
まず、TortoiseSVNをダウンロードしてインストールします。インストールが完了すると、WindowsのエクスプローラにTortoiseSVNのアイコンが表示されます。
2. リポジトリを作成する
リポジトリとは、バージョン管理するファイルやディレクトリを保存する場所のことです。TortoiseSVNを使用する場合、リポジトリはローカル（自分のパソコン内）またはリモート（インターネット上など）の場所に作成できます。
3. ファイルをチェックアウトする
チェックアウトとは、リポジトリから指定したバージョンのファイルをダウンロードして、変更するためにローカルのフォルダにコピーすることです。TortoiseSVNでは、エクスプローラの右クリックメニューから「チェックアウト」を選択して、リポジトリのURLを入力することで簡単に実行できます。
4. ファイルを編集する
チェックアウトしたファイルを編集し、変更を保存します。
5. 変更内容をコミットする
変更内容をリポジトリに反映するには、コミットする必要があります。TortoiseSVNでは、エクスプローラの右クリックメニューから「コミット」を選択して、変更内容を入力し、コミットボタンをクリックすることで簡単に実行できます。
6. 変更履歴を確認する
TortoiseSVNでは、エクスプローラの右クリックメニューから「ログ」を選択することで、ファイルの変更履歴を確認することができます。
まとめ
TortoiseSVNは、Windowsユーザーにとって使いやすいSubversionクライアントであり、プロジェクトのバージョン管理に欠かせないツールの1つです。基本的な使い方を覚えて、効率的な開発を進めましょう。