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UHS-III Ultra-High Speed IIIとは？記憶カード速度の基本概念を丁寧に解説する
記憶カードは、デジタルカメラやスマートフォン、タブレット等のデバイスに必要不可欠な部品です。そして、記憶カードの性能には、読み込み・書き込み速度が重要なポイントとなっています。本記事では、その中でも高速性能を誇る「UHS-III Ultra-High Speed III」とは何か、そして記憶カード速度の基本概念を丁寧に解説していきます。
UHS-III Ultra-High Speed IIIとは？
UHS-III Ultra-High Speed IIIとは、記憶カード標準の一つで、最大読み込み速度は 624MB/s という驚異的なスピードを誇る規格です。UHS-IIIは、UHS-IとUHS-IIの後継規格として登場し、従来の規格と比較して読み込み・書き込みの両方で高速な処理が可能となっています。
UHS-III対応のデバイスが普及していない現在では、UHS-II規格で十分なスピードが得られるため、UHS-IIIが必要かどうかは疑問となりますが、今後の高画素化や高速動画撮影に対応するためにも必要不可欠な存在となります。
記憶カード速度の基本概念
記憶カードの速度は、「読み込み速度」と「書き込み速度」の2つで表されます。読み込み速度とは、データをカードから読み出す速度のことで、書き込み速度とは、データをカードに書き込む速度のことを指します。
また、記憶カードの速度には、規格が定めた「Speed Class」と「UHS Speed Class」が存在します。Speed Classは、最低限の書き込み速度を表し、Class2が2MB/s、Class4が4MB/s、Class6が6MB/s、Class10が10MB/sの速度を保証しています。
一方、UHS Speed Classは、UHS規格（UHS-I、UHS-II、UHS-III）で定められた速度基準です。UHS-IのU1、U3、UHS-IIのUHS Speed Class 1、UHS Speed Class 3には、それぞれ最低限の書き込み速度が定められています。
まとめ
本記事では、UHS-III Ultra-High Speed IIIとは何か、記憶カード速度の基本概念について解説しました。高速化が進むデジタルカメラやスマートフォンなどでの撮影には、高速な読み込み・書き込みが必要不可欠となります。将来的には、UHS-III Ultra-High Speed III対応のデバイスが主流となり、より高速な処理が可能になるでしょう。