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ユーザーライセンス(user-based licensing)とは?IT資産管理の基本概念をわかりやすく解説
ユーザーライセンスとは?
ユーザーライセンスとは、ソフトウェアなどのIT資産について、その使用を許諾する際に必要な「ユーザーごと」にライセンスを付与する方法です。つまり、企業や組織が保有するIT資産の利用者ごとに、その利用権を購入することが必要となります。
ユーザーライセンスのメリット
ユーザーライセンスの最大のメリットは、複数のデバイスを利用するユーザーに適している点です。例えば、社員が複数のデバイスを使用するような場合、それぞれのデバイスにライセンスを付与する必要があります。しかし、ユーザーライセンスを採用することで、社員が利用するデバイス数に関係なく、単一のライセンスで済むため、管理コストが下がります。
また、ユーザーライセンスは、ソフトウェアを利用するユーザーを追跡しやすいため、ライセンス違反や許諾外使用の防止にも役立ちます。
ユーザーライセンスのデメリット
一方で、ユーザーライセンスのデメリットとしては、利用者ごとにライセンスを購入する必要があるため、コストが高くなる点が挙げられます。また、社員が退職した場合や、業務内容が変わった場合に、ライセンスの取り扱いに注意が必要です。
ユーザーライセンスの選定方法
ユーザーライセンスを選定する場合、以下の点に注意しましょう。
・利用者ごとにライセンスを購入するため、利用者数を正確に把握する必要がある。
・複数のデバイスを利用するユーザーに適しているため、社員が複数のデバイスを使用する場合には、コストメリットがある。
・ライセンス違反や許諾外使用の防止に役立つ。
まとめ
ユーザーライセンスは、ソフトウェアなどのIT資産について、その使用を許諾する際に必要な「ユーザーごと」にライセンスを付与する方法です。複数のデバイスを利用するユーザーに適しており、管理コストの削減やライセンス違反の防止に役立ちます。ただし、利用者ごとにライセンスを購入する必要があるため、コストが高くなります。