VDIとは?
VDI(仮想デスクトップインフラ)とは、仮想化技術を利用し、データセンターから仮想デスクトップを提供するシステムのことです。つまり、社員が自分のパソコンではなく、遠隔地にあるデータセンターから提供される仮想デスクトップで作業するシステムです。
企業向けITシステム構築の基本概念を解説
企業がITシステムを構築する際に考慮すべき基本概念として、以下が挙げられます。
1. セキュリティ
企業では、機密情報や個人情報などの保護が求められます。そのため、セキュリティに関する対策が非常に重要です。VDIは、データセンターに集約されるため、セキュリティ対策も一元化されやすく、管理しやすいというメリットがあります。
2. 可用性
企業において、システムのダウンタイムは大きな問題となります。VDIは、データセンター側で管理されるため、ハードウェアの故障などによる影響を受けにくく、高い可用性を確保できます。
3. モビリティ
現代の企業では、社員が外出先でも業務を行うことが求められることがあります。VDIは、仮想デスクトップが提供されるため、社員はインターネットに接続できる環境があれば、どこからでも作業が可能です。
4. コスト
企業にとって、コストは大きな問題となります。VDIは、社員が使用する端末の種類や制限を受けることなく、データセンターから提供されるため、端末の保守・管理費用を削減できます。
まとめ
VDIは、仮想化技術を利用し、データセンターから仮想デスクトップを提供するシステムです。企業にとって、セキュリティ、可用性、モビリティ、コストといった基本概念を考慮した上で、その導入の有効性を検討することが重要です。