垂直同期周波数(垂直走査周波数)とは? – ディスプレイ用語
垂直同期周波数(Vsync)とは、液晶ディスプレイやCRTモニターなどの画面の描写において、画面のフレーム更新タイミングに関わるパラメーターの1つです。画面の上下に配置された走査線(スキャンライン)を順に描写する方法を採用しているディスプレイにおいて、走査線の描写を同期させるために使用されます。
垂直同期周波数の意味と役割
垂直同期周波数は、ディスプレイの描写において極めて重要な役割を果たしています。画面の更新タイミングを一定に保つことで、画像の乱れやチラつきを防止するほか、ゲームや動画などの映像コンテンツをより滑らかな動作で楽しむことができます。
また、垂直同期周波数は、グラフィックスボードとディスプレイの通信速度を調整することで、性能の向上や省電力化にも貢献しています。
垂直同期周波数の設定方法
垂直同期周波数は、基本的にはグラフィックスボードのドライバーソフトウェアから設定することができます。Windowsの場合、以下の手順で設定画面にアクセスすることができます。
- デスクトップ上で、右クリックして「NVIDIA コントロールパネル」を選択します。
- 「デスクトップ サイズと位置」をクリックし、「スケーリングを拡大」の設定を「GPU」に変更します。
- 「プロセッサーによる垂直同期」という項目が表示されるので、「オフ」に設定します。
このように設定することで、垂直同期周波数を調整することができます。
まとめ
垂直同期周波数は、ディスプレイの描写において重要な役割を持つパラメーターの1つです。画像の乱れやチラつきを防止するほか、映像コンテンツの滑らかな動作や性能の向上にも貢献しています。設定方法も比較的簡単であり、グラフィックスボードのドライバーソフトウェアから調整することができます。