W-CDMA IMT-DSとは?次世代モバイル通信の基本概念をわかりやすく解説
W-CDMA IMT-DSとは、第3世代移動通信システム(3G)において使用される通信方式の一つです。W-CDMAは、Wideband Code Division Multiple Accessの略称で、広帯域の符号分割多元接続方式を利用します。
広帯域の特徴
広帯域は、狭帯域に比べて大量の情報を伝送することが可能です。また、伝送路の遅延が少なく、高速な通信に向いています。
符号分割多元接続方式の特徴
符号分割多元接続方式は、送信データに固有の符号を割り当て、複数のユーザーが同時に通信することができる方式です。それぞれのユーザーのデータは、符号によって区別され、混信することがありません。
IMT-DSは、International Mobile Telecommunications-2000 Direct Spreadの略称で、W-CDMAが採用されているIMT2000システムの一つです。IMT2000は、国際電気通信連合(ITU)が勧告する、次世代移動通信システムの規格の一つで、高速のデータ通信を可能にするために、W-CDMAが採用されました。
まとめ
W-CDMA IMT-DSは、高速で安定したデータ通信を実現するために開発された通信方式です。広帯域と符号分割多元接続方式を採用することで、多数のユーザーが同時に通信することができ、高速・低遅延な通信を実現しています。
今後も、次世代モバイル通信網の進化に伴い、W-CDMA IMT-DSはますます重要な役割を担うことが予想されます。