オーダー記法とは?関数の漸近的な振る舞いを表現するランダウの記号

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オーダー記法とは?

オーダー記法とは、アルゴリズムの計算量を表現するために使用される記法の一つです。アルゴリズムの計算量とは、処理するデータサイズに対してどの程度の時間・空間が必要かを表します。オーダー記法は、アルゴリズムの計算量をビッグオー記法(O記法)を用いて表現します。

O記法は、アルゴリズムの計算量の上限を表します。つまり、アルゴリズムが処理するデータサイズが増加した場合、計算量がどのように増加するかを表現します。例えば、O(n)のアルゴリズムは、データサイズがn倍になった場合、計算時間もn倍に増加することを示しています。

関数の漸近的な振る舞いを表現するランダウの記号

ランダウの記号とは、関数の漸近的な振る舞いを表現するために使用される記号の一つです。ランダウの記号は、ビッグオー記法と同様に、関数の上限を表します。

例えば、f(x)がO(g(x))であるとは、「xが十分大きいとき、f(x)はg(x)よりも小さい値になる」ということを表しています。この場合、g(x)はf(x)の上限となります。

また、「xが十分大きいとき、f(x)はg(x)と同じオーダーである」という場合は、f(x)がΘ(g(x))で表されます。Θ記法は、ランダウの記号のうち、O記法と逆の役割を持ちます。

まとめ

オーダー記法とランダウの記号は、アルゴリズムや関数の計算量・振る舞いを表現するための重要な記法です。プログラミングや数学などの分野で使用され、計算量の見積もりを正確に行うために欠かせないものです。

参考記事

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