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EDoS攻撃とは?
EDoS攻撃とは、Economic Denial of Service attackの略称であり、WebサイトやWebアプリケーションに対して、複数の攻撃者がコンピューターを使用して、膨大なアクセスリクエストを送信することによって、サービス提供能力を超えた状態に追い込む攻撃手法のことです。この攻撃によって、WebサイトやWebアプリケーションの正常なアクセスができなくなり、サービス停止や障害、または重大な経済的損失を招くことがあります。
EDoS攻撃の種類
EDoS攻撃には、主に以下の2種類があります。
1. バンド幅消費型攻撃
バンド幅消費型攻撃とは、攻撃者が大量のトラフィックを送信することによって、WebサイトやWebアプリケーションの通信回線帯域幅を占有し、正規のユーザーからのアクセスができなくなるようにする攻撃手法のことです。
2. リソース消費型攻撃
リソース消費型攻撃とは、攻撃者がWebサイトやWebアプリケーションのリソース(CPUやメモリ)を消費することによって、サーバーに負荷をかけ、正常なアクセスを妨害する攻撃手法のことです。具体的には、大量の不正なAPIリクエストを送信する、脆弱性を悪用した攻撃などが挙げられます。
EDoS攻撃への対策
EDoS攻撃に対する対策として、以下の方法が挙げられます。
1. クラウドファウンディングサービスの利用
クラウドファウンディングサービスを利用することで、WebサイトやWebアプリケーションの安全性を高めることができます。クラウドファウンディングサービスは、クラウド上で複数のサーバーを用意することで、大量のアクセスリクエストに対応することができます。
2. CDNの利用
CDN(Content Delivery Network)を利用することによって、WebサイトやWebアプリケーションの負荷を分散することができます。CDNは、複数のサーバーを使用し、ユーザーが最も近いサーバーに接続することで、高速かつ安定したアクセスを実現します。
3. WAFの導入
WAF(Web Application Firewall)を導入することで、WebサイトやWebアプリケーションに対する不正なトラフィックを検出し、遮断することができます。WAFは、様々な攻撃手法に対する保護を提供します。
まとめ
EDoS攻撃は、WebサイトやWebアプリケーションに対する深刻な脅威であり、経済的損失やサービスの停止などを招くことがあります。しかし、クラウドファウンディングサービスやCDN、WAFなどの対策を講じることで、EDoS攻撃からWebサイトやWebアプリケーションを守ることができます。
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