EOTとは? – 制御文字の一種と使い方
EOTとは、End of Transmission(伝送終了)の略で、通信における制御文字の1つです。ASCIIコードの中で、04番に割り当てられています。
使われる場面
EOTは、通信の終了を示す制御文字として、古くから使われていました。
例えば、コンピューター間の通信において、データを送受信するときには、送信側がデータを送り終わったことを知らせるために、EOTを送信します。受信側は、EOTを受け取ったら、それ以降のデータがないことを理解して通信を終了します。
また、プリンターとコンピューターを接続して印刷をする場合にも、EOTが使われます。印刷データを送信するときに、EOTを送信することで、印刷が終了したことを知らせます。
実際の使い方
EOTは、現代の通信環境ではあまり使われなくなりましたが、プログラミングにおいては、終了コードとして使われることがあります。
例えば、C言語のmain関数で、プログラムの正常終了を知らせるためには、0を返却します。しかし、異常終了した場合には、-1などの異なる終了コードを返却することができます。このとき、EOTを終了コードとして返すこともできます。
また、UNIX系のOSでは、プロセス間通信において、EOTが使われることがあります。プロセス間通信においてEOTは、通信の終了を意味し、EOTを受け取ったプロセスは、通信が終了したことを知らせるために、終了コードを返却します。
まとめ
EOTは、古くから通信において使われてきた制御文字の1つであり、通信の終了を表すために使われます。現代ではあまり使われなくなりましたが、プログラミングにおいては、終了コードとして使われることがあります。
以上が、EOTについての解説でした。
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