FCスイッチとは?- SANスイッチの機能と種類について解説
FCスイッチとは、Fibre Channel(ファイバーチャネル)というストレージネットワーク技術を使って、ストレージデバイスやサーバーを接続するためのネットワークスイッチです。SAN(ストレージエリアネットワーク)と呼ばれる、大容量かつ高速なデータ転送が必要な環境において、複数のデバイスを接続するために使用されます。
FCスイッチの機能
FCスイッチは、以下のような主な機能を持ちます。
- ポート数の拡張 – スイッチに複数のポートを搭載することで、さまざまなデバイスを接続することができます。
- 帯域幅の確保 – スイッチ内でのデータ転送速度を最大化し、高速なデータ転送を実現します。
- 障害対応機能 – スイッチ内での通信障害を検知し、自動的に異常を排除する機能を持っています。
- ゾーン設定 – スイッチ内で接続されたデバイスをグループ化し、セグメント化することができます。
- セキュリティ機能 – 認証機能や暗号化機能によって、ネットワークセキュリティを確保します。
種類
FCスイッチには、以下のような種類があります。
- モジュラー型スイッチ – 拡張性が高く、ポート数を自由に増減できるタイプのスイッチです。企業内のネットワーク拡張に向いています。
- 固定型スイッチ – ポート数が固定されており、比較的安価に購入することができます。SOHOや中小企業向けに適しています。
- ブレード型スイッチ – 1Uのラックマウントサイズに複数のスイッチモジュールを搭載したものです。省スペース化に向いています。
以上が、FCスイッチとは何か、その機能や種類についての解説です。SAN環境において、高速かつ安定的なデータ転送を実現するためには、FCスイッチの適切な選択が必要です。
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