「サーバファーム」とは?
サーバファームとは、大規模なサーバを集積し、管理するためのシステムのことです。企業や公共機関、大学など、多数のユーザーが利用するWebサイトやアプリケーションを運営するために必要となるものです。サーバファームを構築することで、高い可用性や耐障害性、拡張性を確保することができます。
サーバファームの特徴
サーバファームは、大規模なサーバを一箇所に集積することで、以下のような特徴を持ちます。
- 高い可用性:サーバファーム内で複数のサーバを稼働させ、一つのサーバに障害が発生しても他のサーバが引き継ぐことができるため、サービスの停止時間を最小限に抑えることができます。
- 耐障害性:サーバファームは、複数のサーバで同じサービスを提供するため、一つのサーバに障害が発生しても他のサーバが引き継ぐことができます。また、サーバファーム内で複数のデータセンターを構築することで、大規模な災害が発生した場合でも、サービスを継続できるようになっています。
- 拡張性:サーバファームは、必要に応じてサーバを増設できるため、急激なアクセス増加にも対応できます。
サーバファームの構成要素
サーバファームは、以下のような構成要素で構成されています。
- サーバ:Webサイトやアプリケーションの動作に必要なサーバを複数台用意することで、高い可用性や耐障害性を確保します。
- ロードバランサ:アクセスの分散を行うための装置で、サーバファーム内の複数のサーバにアクセスを振り分けます。
- ストレージ:ユーザーが利用するデータやシステムのバックアップ用に使用されます。
- ネットワーク:サーバ間の通信を行うためのネットワークです。高速かつ安定した回線を使用することで、サーバファーム内のサーバ同士の通信をスムーズに行うことができます。
- 監視システム:サーバファーム内のサーバやネットワーク、アプリケーションの障害を監視するシステムです。障害が発生した場合には、早期に対応することができます。
まとめ
サーバファームは、多数のユーザーが利用するWebサイトやアプリケーションを運営するために必要なシステムです。高い可用性や耐障害性、拡張性を確保することができるため、企業や公共機関、大学などで利用されています。サーバファームには、サーバ、ロードバランサ、ストレージ、ネットワーク、監視システムなど、様々な構成要素があります。
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