「副問い合わせ」とは?-SQL文におけるサブクエリの一つについて解説
SQL文を扱う際に必ずと言っていいほど出てくる「副問い合わせ」について解説していきます。副問い合わせは、単純に言えばSQL文の中にさらにSQL文を埋め込むことで、より複雑な条件でデータを取得することができる機能です。
副問い合わせの基本形
副問い合わせの基本形は以下のようになります。
“`
[親SELECT文] WHERE [列名] [比較演算子] (SELECT [列名] FROM [子SELECT文])
“`
親SELECT文には取得したいデータを記述し、WHEREの条件式の中に副問い合わせを埋め込みます。副問い合わせでは、()で囲んだ中にSELECT文を記述します。
副問い合わせの使い方
副問い合わせは、様々な場面で使われます。例えば、以下のような場合です。
- 副問い合わせを使って、特定の条件に合致するデータを絞り込む
- 複数のテーブルから特定の条件に合致するデータを取得する
- 副問い合わせを使って、集計関数の結果を取得する
副問い合わせの注意点
副問い合わせを使う際には、いくつかの注意点があります。
- 副問い合わせは効率が悪いので、必要最小限の箇所にしか使わないこと
- 副問い合わせ内のSELECT文は1つの列しか取得できないので、複数の列を取得する場合はJOIN文を使う
- 副問い合わせ内で使うテーブルは、外側のSELECT文から見えないので注意すること
まとめ
今回は、「副問い合わせ」というSQL文におけるサブクエリの一つについて解説してきました。副問い合わせを使うことで、より複雑な条件でデータを取得することができますが、使い方を誤るとパフォーマンスの低下や不具合の原因になることもあるので、注意が必要です。
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