スタック(stack)とは? – プログラミング用語
スタックとは?
スタック(stack)は、プログラミングにおいてデータを保持するための一時的な領域であり、後入れ先出し(LIFO:Last In First Out)の方式で値を格納します。スタックは主に関数呼び出し時や演算子の優先順位を処理する場合に使用されます。
スタックの構造
スタックは、一方向に伸びる抽象的なデータ構造であり、配列やリストなどの形で実装されます。通常、スタックの一番上にあるデータをトップと呼び、スタックには以下の2つの操作が可能です。
– Push:スタックの一番上に新しいデータを追加する。
– Pop:スタックの一番上のデータを取り出す。
スタックの役割
スタックは、主に関数呼び出し時に使用されます。プログラムが関数を呼び出すと、呼び出し元の関数のスタックフレームがスタックに積まれ、呼び出された関数が実行されます。その後、呼び出された関数から戻ると、スタックから呼び出し元の関数のスタックフレームが取り出されます。
また、演算子の優先順位を処理する場合にも、スタックは使用されます。演算子をスタックに積んでおき、優先順位が高い演算子が来た場合は、すでにスタックに積まれている演算子を取り出し、計算を行います。
まとめ
スタックは、一時的にデータを保持するためのデータ構造であり、プログラマにとって重要な役割を担っています。関数呼び出しや演算子の優先順位処理など、プログラム上で多数の場面で使用されるため、しっかりと理解し、活用することが求められます。
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