物理コア数と論理コア数とは?CPU性能を左右する基本概念をわかりやすく解説

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物理コア数と論理コア数とは?CPU性能を左右する基本概念をわかりやすく解説

物理コア数とは?

CPUの物理コア数とは、CPUチップ上に実際にあるコアの数を示します。つまり、物理コア数が多いほど、CPUが同時に処理できるタスク数が増え、高い処理能力を発揮することができます。ただし、物理コア数が多いほど、CPUチップのサイズが大きくなり、発熱量も増加するため、適切な冷却や電力供給が必要になります。

論理コア数とは?

一方、CPUの論理コア数とは、物理コア数よりも多くの処理を同時に行うことができる仮想的なコアの数を示します。論理コア数は、物理コアがより効率的に動作するための技術であり、ハイパースレッディングなどの技術を利用して、同時に実行できるタスク数を増やすことができます。つまり、論理コア数が多いほど、CPUがより高速で処理を行うことができます。

CPUの性能を左右する基本概念

CPUの性能を左右する基本概念は、物理コア数とクロック数です。物理コア数が多ければ、多くのタスクを同時に処理できるため、より高速にデータを処理することができます。また、クロック数は、CPUが1秒間に何回動作するかを示す値であり、高いクロック数ほど、CPUの処理能力が高くなります。

しかし、物理コア数やクロック数だけで性能を決定するわけではありません。CPUのアーキテクチャーやキャッシュメモリーなど、その他の要素も性能に大きく影響します。また、物理コア数や論理コア数だけを比較するというのも単純化された見方であり、実際にはCPUの性能をより正確に比較するためには、ベンチマークテストなども利用する必要があります。

以上が、物理コア数と論理コア数の基本概念と、CPUの性能を左右する要素についての解説となります。

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