返却値・戻り値とは?
プログラミングにおいて、関数やメソッドといった処理ブロックを実行した結果を、その処理を呼び出した箇所に渡すことがあります。このときに使用されるのが「返却値(戻り値)」と呼ばれるものです。
単純に言うと、「返却値」とは、処理ブロックがもともと持っていた情報や、その処理ブロックが処理した結果を呼び出し元に返す値のことです。この値を呼び出し元で受け取ることで、その値を利用することができます。
戻り値の使い方
戻り値は、プログラミングにおいて非常に重要な役割を果たします。戻り値を利用することで、処理ブロックから取得した情報や結果を、他の処理ブロックで利用することができるようになります。
例えば、ある関数が数値計算を行い、その結果を呼び出し元に返す場合、その戻り値を別の処理ブロックで利用することができます。このように、戻り値をうまく利用することで、プログラムの構成をより効率的かつ簡潔にすることができます。
また、プログラミング言語によっては、複数の戻り値を返すことができるものもあります。この場合、返される値の数は事前に決められており、呼び出し元ではそれらの値を別々に受け取ることができます。
返却値・戻り値の例
以下は、Pythonでの返却値の例です。
“`python
def calculate(num1, num2):
# 引数num1とnum2を足した結果を返す
return num1 + num2
result = calculate(3, 5)
print(result) # 8を出力
“`
この場合、`calculate()`関数は引数`num1`と`num2`を受け取り、それらを足した結果を呼び出し元に返しています。この戻り値を変数`result`に代入し、その値を`print()`関数で表示しています。
以上が、「返却値・戻り値とは?」についての解説です。プログラミングにおける基本概念の一つであり、しっかりと理解しておくことは、プログラムを作成する上で欠かせません。
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