RSVP (Resource reSerVation Protocol)とは?
RSVPとは、インターネット上でデータ通信を行う際に、ネットワークリソースの予約や品質制御を行うためのプロトコルです。RSVPはIETF(Internet Engineering Task Force)で策定され、インターネット標準として使用されています。
RSVPの仕組み
RSVPは、送信側と受信側の両方で稼働し、ネットワークリソースを使用する通信に先立って、帯域幅や通信品質などの予約を行います。RSVPは、通信の品質を保障するために、パス予約と対応するフローの予約を行います。
パス予約は、通信経路に必要な帯域幅や遅延時間などを予約することで、通信の品質を保証します。また、フロー予約は、特定のアプリケーションに関連するデータ通信フローに対して予約を行うことで、通信品質の向上やエラーハンドリングの改善を実現します。
RSVPの利用分野
RSVPは、多くの分野で利用されています。特に、ビデオストリーミングやオンラインゲーム、VoIPなど、リアルタイム性が重要視されるアプリケーションにおいては、RSVPによる品質制御が不可欠となっています。
また、RSVPはさまざまなネットワーク構成でも利用可能です。例えば、イーサネットやATM、フレームリレーなど、異なるネットワークプロトコルでもRSVPを利用することができます。
まとめ
今回は、RSVPについて解説しました。RSVPは、ネットワークリソースの予約や品質制御を行うためのプロトコルであり、インターネット上でのデータ通信において必要不可欠な技術です。多くの分野で利用されており、通信品質の向上やエラーハンドリングの改善に大きく貢献しています。
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