マルチバイト文字と多バイト文字とは?データ表現の基本概念をわかりやすく解説する
マルチバイト文字とは?
マルチバイト文字は、日本語、中国語、韓国語、ロシア語などの多くの言語で使用される文字で、1つの文字を表すために1バイト以上の情報量が必要な文字のことを指します。一方、英語などのアルファベットだけからなる言語は、1バイトで表現できます。
例えば、日本語の「こんにちは」という言葉は、UTF-8エンコーディングでは15バイトの情報量が必要です。これは、「こ」「ん」「に」「ち」「は」の5つの文字がそれぞれ3バイトで表されるからです。
多バイト文字とは?
多バイト文字は、文字の種類に依存して、1文字あたり2バイト以上の情報量が必要な文字のことを指します。多くの場合、多バイト文字はマルチバイト文字と同じ意味で使われますが、正確には異なります。
例えば、日本語の漢字は2バイトで表現されますが、これはマルチバイト文字ではありません。これは、漢字はそれ自体が1文字であるため、複数のバイトに分けて表現されるのではなく、1つの単位で表現されるためです。
データ表現の基本概念とは?
データ表現の基本概念とは、コンピュータ上のデータをどのように表現するかということです。コンピュータは、0と1の2進数でしかデータを扱えません。そのため、文字や画像、音声などのデータも、0と1の数値に変換する必要があります。
データ表現方法には様々な種類がありますが、代表的なものに「ASCIIコード」と「Unicode」があります。ASCIIコードは、英語圏で使用されるアルファベットや数字、記号などの文字を表現するための方法であり、1バイトで表現できます。一方、Unicodeは、世界中のあらゆる言語の文字を表現するための方法であり、マルチバイト文字や多バイト文字を扱うことができます。
まとめ
マルチバイト文字と多バイト文字は、多言語に対応するために必要な文字であり、データ表現方法によっては1バイトでは表現できず、複数のバイトが必要になります。データ表現の基本概念は、コンピュータ上でのデータの扱い方を理解する上で基本的な概念であり、理解することが重要です。
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