モンキーテストとアドホックテストとは?テスト手法の基本概念をわかりやすく解説
はじめに
ソフトウェア開発において、テストは欠かせない工程のひとつです。テスト手法には様々な種類がありますが、今回は「モンキーテスト」と「アドホックテスト」について解説します。
モンキーテストとは?
モンキーテストは、偶発的なランダムテストのことを指します。あらかじめテストパターンを用意せず、ランダムに操作を行ってバグを発見する手法です。モンキーテストは、手軽にバグを発見できるというメリットがありますが、網羅性に欠けるため大規模なプロジェクトではあまり使われません。
アドホックテストとは?
アドホックテストは、予定外のテストケースを作成して実行する手法です。プログラムの仕様書などを参照せず、テストを行うため、開発者が予測できなかった不具合を発見することができます。ただし、アドホックテストは手当たり次第にテストを行うため、網羅性に欠けることがあります。
どちらを使うべき?
モンキーテストとアドホックテストは、どちらも手軽にテストを行うことができますが、網羅性に欠けるという欠点があります。そのため、大規模プロジェクトではあくまでも補助的なテスト手法として使用されます。また、どちらか片方を選択するのではなく、両方の手法を組み合わせることで、バグを発見しやすくなります。
おわりに
モンキーテストとアドホックテストは、手軽にテストを行うことができるため、特に中小規模のプロジェクトでは重要な手法のひとつです。ただし、テストの網羅性を高めるためには、他のテスト手法と組み合わせて使用することが重要です。
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