SNMPとは？
SNMPとは、ネットワーク機器の状態を監視・管理するために使用されるプロトコルです。異なる種類のネットワーク機器を効率的に管理することができるため、大規模なネットワークにおける管理には欠かせないものとなっています。
SNMPの仕組み
SNMPは、エージェントとマネージャーの２つの役割に分かれています。
エージェントは、監視対象のネットワーク機器に搭載されており、その機器の情報を収集し、マネージャーに送信します。
一方、マネージャーは、監視する対象のネットワーク機器を指定し、エージェントから受信した情報を分析・管理します。
SNMPでは、情報収集には「GET」、状態通知には「TRAP」、情報設定には「SET」の３つのコマンドがあり、これらのコマンドによってエージェントとマネージャーが情報をやり取りします。
SNMPの活用例
SNMPは、企業内のネットワーク管理や、サービスプロバイダーによる顧客ネットワークの運用管理に活用されます。具体的には、サーバーやルーター、スイッチなどのネットワーク機器の状況を監視するために使用されます。例えば、エラー発生時に早期に通知し、障害の早期発見・復旧に役立ちます。
また、SNMPは、異なる機種の機器を効率的に管理することができるため、大規模なプロバイダーネットワークのような複雑なネットワーク管理にも適しています。
まとめ
SNMPは、ネットワーク機器の状態を監視・管理するために使用されるプロトコルであり、エージェントとマネージャーの役割に分かれています。企業内のネットワーク管理やサービスプロバイダーによる顧客ネットワークの管理に欠かせない存在であり、異なる機種の機器を効率的に管理することができるため、大規模なネットワークにおいても活用されています。
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