stderr(標準エラー出力)とは?プログラミング言語における重要な出力方法を解説

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stderrとは?

プログラミング言語におけるプログラムの出力方法には、stdout(標準出力)とstderr(標準エラー出力)の2種類があります。stderrは、プログラムの実行時に発生したエラー情報を出力するために用意されています。

通常、プログラムは正常に動作する場合はstdoutに出力を行いますが、エラーが発生した場合はstderrにエラー情報を出力します。このように分けることで、エラー情報を見落とすことなく確認することができます。

プログラムからのstderrの出力方法

プログラムからstderrに出力する方法は、プログラミング言語によって異なります。一般的には、標準エラー出力を表すstderrというファイルディスクリプタを使用して、出力を行います。

C言語での例を示すと、以下のように出力先を指定して使います。

“`
fprintf(stderr, “エラーが発生しましたn”);
“`

また、Pythonでも同様に、標準エラー出力を表すsys.stderrを使用して、出力を行います。以下のように書くことができます。

“`
import sys
sys.stderr.write(“エラーが発生しましたn”)
“`

stderrの重要性

プログラムの開発では、エラーの発生は避けられません。そのため、エラー発生時にすばやく対処することが重要です。

エラー情報をstderrに出力することで、プログラムの実行ログにエラー情報が含まれるため、エラーの原因を特定することができます。また、エラー情報をシステムログに出力することで、適切なアクションを取ることができます。

まとめ

プログラミング言語における重要な出力方法であるstderrについて、解説してきました。プログラムの開発では、エラー情報をすばやく確認することが重要であり、stderrを上手く使うことで、開発効率の向上につながります。

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