ラージオブジェクト(LOB)とは?データベース管理の基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

LOBとは?

LOBとは、「Large OBject」の略称であり、データベースにおいて大きなデータ型を指します。LOBには、テキストデータ、画像、音声、動画などが含まれます。LOBは、一般的なデータ型よりも大きなデータを管理することができ、データの格納や処理に特化した構造を持っています。

LOBの種類

LOBには、以下の3種類があります。

1. BLOB(Binary LOB)

BLOBは、バイナリデータを扱うLOBです。画像、音声、動画などのバイナリデータを格納することができます。

2. CLOB(Character LOB)

CLOBは、文字データを扱うLOBです。複数行にわたるテキストデータを格納することができます。

3. NCLOB(National Character LOB)

NCLOBは、Unicode文字列を扱うLOBです。多言語対応のシステムで、複数の文字セットを扱う場合に使用されます。

LOBの利用方法

LOBは、一般的なデータ型と同じようにデータベースのテーブルにカラムとして定義することができます。LOBの場合、文字列型やバイナリ型のカラム定義にサイズ制限があるのに対し、LOBは2GB程度の大きなファイルを格納することができます。

LOBを格納する際は、INSERT文で値を設定することができます。また、UPDATE文で既存のLOBデータを変更することも可能です。

LOBを取り出す際は、SELECT文を使用して行うことができます。LOBを扱うためには、一般のデータ型とは異なる専用のSQL関数を使用する必要があります。

LOBの注意点

LOBは大きなデータ型であるため、処理に時間がかかることがあります。また、LOBを使用する際は、ストレージ容量にも注意が必要です。

LOBについては、データベースのバージョンによって扱い方が異なる場合があります。また、LOBを扱うには、データベース管理の基本的な知識が必要です。

まとめ

LOBは、大量のテキストデータや画像、音声、動画などの格納に利用されるデータ型です。BLOB、CLOB、NCLOBの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。LOBの利用方法には注意が必要であり、データベースのバージョンによって異なる場合があるため、基本的な知識が必要です。

参考記事

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