漏れ電流・リーク電流とは?
漏れ電流とは、電気機器や配線において、通常の回路から逸れて地面や配線に流れる電流のことを指します。一方で、リーク電流は、絶縁の劣化などによって、電気機器の内部に浸入した外部の電流のことを指します。
漏れ電流の例
例えば、家庭用の電気製品において、外部の接地に接続されていない二重絶縁の電源プラグを使用した場合、漏れ電流が発生する可能性があります。また、劣化した配線や通電していない電線にも漏れ電流は発生します。
リーク電流の例
リーク電流は、電子機器の内部に流入した外部電流が原因で発生します。例えば、スマートフォンの充電器が劣化している場合、内部の絶縁が劣化し、充電器の内部に外部の電流が浸入することでリーク電流が発生します。
安全対策の基本概念を紹介
漏れ電流やリーク電流は、人体に直接流れることがあり、感電事故の原因となる恐れがあります。そのため、以下のような安全対策が必要です。
絶縁の確保
電気機器の内部に浸入する外部電流を防ぐために、絶縁体を使用し、確実に絶縁を確保することが必要です。また、配線の接続にも注意が必要で、厳密に規定された接続方法に従って、接続を行うようにしましょう。
接地の確保
漏れ電流が発生した場合に備えて、電気機器や配線に接地を確保することが必要です。接地を行うことで、漏れ電流の流れを防ぎ、感電事故を防止することができます。
定期的な点検
安全対策の最終的な目的は、感電事故を防ぐことにあります。そのため、電気機器や配線の定期的な点検が必要です。点検により、劣化や欠陥を早期に発見し、修理や交換を行うことで、感電事故を未然に防止することができます。
以上が、漏れ電流・リーク電流についての解説と、安全対策の基本概念についての紹介です。電気を扱う際には、必ず安全対策を守り、感電事故の発生を防止するようにしましょう。
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