.emfファイルとは?グラフィックスデータの基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

.emfファイルとは?グラフィックスデータの基本概念をわかりやすく解説

はじめに
.emfファイルというのは、Windowsオペレーティングシステム(OS)で作成されるグラフィックスデータファイルの一種です。その他にも、bmp、jpg、pngなど一般的なイメージファイルがありますが、emfファイルはWindowsオペレーティングシステム上で作成されたイメージファイルの中でも、特にWindowsのメタファイル形式と呼ばれるものになります。

emfファイルの基本的な概念
emfファイルの作成には、WindowsのネイティブAPI(Application Programming Interface)であるGDI(Graphics Device Interface)が使用されます。GDIは、Windowsが提供するグラフィックス描画APIで、Windows上でグラフィックス描画に関連する処理を行います。GDIが提供する機能を使用することにより、Windows APIプログラムは、イメージを描画することができます。

emfファイルは、ベクターグラフィックス画像として保存されます。つまり、emfファイルは、図形や線などの数学的な描画情報を保存することができます。これにより、emfファイルは、拡大・縮小操作をしても画像が荒れにくいという特徴があります。

また、emfファイルは、Windowsオペレーティングシステム上であれば、他のアプリケーションでも編集可能です。たとえば、PowerPointなどのプレゼンテーションソフトや、Wordなどのワープロソフトでも編集可能です。しかも、ファイルのサイズが小さく、様々な形式で保存が可能です。

もっと深く知るためには
Windowsが提供するグラフィックス描画APIであるGDIの基本的な使い方や、emfファイルの作成方法については、Windows APIドキュメントや関連書籍などで学ぶことができます。また、インターネット上には、Windows APIに関する様々な情報を提供しているWebサイトがありますので、参考にすることもできます。

まとめ
.emfファイルはWindowsオペレーティングシステム上で作成されるベクターグラフィックス画像ファイルです。GDIというネイティブAPIを使用して、イメージを描画することができます。拡大・縮小操作をしても画像が荒れにくく、他のアプリケーションでも編集可能です。Windows APIドキュメントや関連書籍、Webサイトなどで、さらに詳しい情報を学ぶことができます。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版