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後判定ループ 後置判定ループ: プログラミングで用いられるループ制御の技法
プログラミングにおいて、ループ制御は特に重要な技術の一つです。その中でも、「後判定ループ」と「後置判定ループ」は、非常に有用であり、多くのプログラマーによって利用されています。本記事では、後判定ループと後置判定ループとは何か、その特徴や使い方、メリット・デメリットなどを解説します。
後判定ループとは?
後判定ループは、繰り返し処理を行う際に、条件判定をループの後ろに配置する方法です。例えば、以下のように記述します。
i = 0
while True:
# 処理を行う
i += 1
if i >= 10:
break
この場合、whileループの条件判定がTrueの場合、ループ処理が開始されます。ループ処理が行われた後に、if i >= 10
という条件でループの終了条件を判定します。つまり、条件判定がループの後ろにあるため、ループ自体は無限ループ扱いになっています。
後置判定ループとは?
一方で、後置判定ループは、条件判定をループの前に配置する方法です。例えば、以下のように記述します。
i = 0
while i < 10:
# 処理を行う
i += 1
この場合、whileループの条件判定がi < 10
という条件になっており、条件がTrueの場合にループ処理が行われます。ループ処理後に、i += 1
によってiの値を1増加させ、再度条件判定が行われます。このように、条件判定をループの前に置くことで、ループの開始前に条件判定が行われるため、ループ自体が無限ループになることはありません。
後判定ループと後置判定ループの使い分け
後判定ループと後置判定ループは、それぞれの特徴を生かした使い方があります。
後判定ループは、処理中にループの終了条件が変更される場合に有効です。例えば、while Trueで無限ループを行いながら、ある条件が満たされた場合にbreak文でループを抜ける、という使い方ができます。
一方で、後置判定ループは、処理の開始前にループ終了条件が決まっている場合に有効です。例えば、リストの要素を1つずつ処理する、という場合に使われます。
メリット・デメリット
後判定ループと後置判定ループには、それぞれメリット・デメリットがあります。
後判定ループのメリットは、ループの終了条件が変更される場合に柔軟に対応できることです。一方で、無限ループに陥りやすいというデメリットがあります。
後置判定ループのメリットは、開始前にループの終了条件が決まっており、誤って無限ループに陥るリスクが低いことです。一方で、条件判定を行うための初期化処理が必要になるため、コードが少し冗長になることがあります。
まとめ
後判定ループと後置判定ループは、プログラミングにおいて非常に有用なループ制御の技法です。それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることで、より効率的なプログラムを作成することができます。
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