OLAとは?
OLAとは「オペレーショナルレベルアグリーメント」の略称で、異なるチームや部署間でサービスレベルを合意するための契約書です。
OLAの目的
一般的に、サービスレベルアグリーメント(SLA)は、サービス提供者と顧客との間での合意事項を規定する契約書です。対象となるのは、サービス品質、稼働時間、障害対応時間、報告書の提出などです。一方で、OLAは、SLAと同様に重要ですが、内部組織間での合意です。つまり、同じ組織内でサービスを提供するチームや部署間で、品質レベルを合意し、運用を円滑にすることができます。
OLAの活用法
OLAは、内部組織間でのコミュニケーションを明確化するために非常に役立ちます。例えば、IT部門の中で、ネットワークチームとセキュリティチームがあります。セキュリティチームはセキュリティに関する責任を持ちますが、ネットワークチームは、ネットワークの監視と修復に責任があります。ネットワークに障害が発生した場合、セキュリティチームがどのように関与するかを明確にする必要があります。この場合、OLAを使用して、IT部門内での役割分担、責任、対応時間などを定義し、円滑な運用を実現することができます。
さらに、OLAは、目標を達成するための透明性を高める効果があります。例えば、販売部門の中で、営業チームとマーケティングチームがあります。営業チームは、顧客のニーズを把握し、製品を販売します。一方で、マーケティングチームは、顧客に製品やサービスをアピールするために、広告やキャンペーンを実施します。この場合、OLAを使用して、営業チームとマーケティングチームとの間で、顧客ニーズ、販売目標、広告戦略、最終的な販売目標などを定義し、透明性を高めます。
まとめ
OLAは、異なるチームや部署間でサービスレベルを合意するための契約書です。内部組織間でのコミュニケーションを明確化し、目標を達成するための透明性を高める効果があります。OLAを活用することで、より効率的な運用を実現することができます。
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