Amazon ELBとは?AWSのロードバランサーサービスの概要
AWSのELB(Elastic Load Balancer)は、クラウド上のWebサイトやアプリケーション、APIなどの負荷分散を行うためのサービスです。インターネットのトラフィックが急増した場合でも、自動でスケーリングが行われ、サーバーへの負荷を分散することで、安定したシステム運用を実現します。
メリット
ELBを使うことで、複数のEC2インスタンスを利用しても、シングルポイントのタイムアウトや障害が起こった場合でも、自動的に別のアベイラビリティーゾーンにインスタンスを切り替えることができます。また、負荷分散によって、ユーザーからのアクセスを効率的に処理し、ウェブサイトやアプリケーションの高速化にもつながります。
機能
ELBには、Classic Load Balancer、Application Load Balancer、Network Load Balancerの3つの種類があります。
・Classic Load Balancer:HTTPSやTCPの負荷分散に利用されます。
・Application Load Balancer:HTTP/HTTPSのアプリケーションの負荷分散を行います。リクエストをルーティングするために、レイヤー7(アプリケーション層)の情報を利用することで、クライアントに応答するコンテンツを変更することもできます。
・Network Load Balancer:TCP、UDP、TLSなどのトランスポート層で負荷分散を行います。高性能で安定性が高いため、低レイテンシーでのパフォーマンスが要求されるアプリケーションに向いています。
まとめ
AWSのELBは、クラウド上での負荷分散を簡単かつ効率的に行うことができるサービスです。3種類のロードバランサーを提供しており、用途に応じて最適なものを選択することができます。システムの安定性とスケーラビリティを確保するために、ELBの導入を検討することをおすすめします。
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