AWS ALBとは?
AWS(Amazon Web Services)のALB(Application Load Balancer)は、アプリケーションに対する負荷分散を容易にするサービスです。ALBは、リストバランサとして機能しており、複数のEC2インスタンスにトラフィックを振り分けて、ユーザーに応答時間の速いアクセスを提供します。また、ALBはSSL/TLSの処理も可能であるため、セキュリティ的な観点からも重要な役割を担っています。
アプリケーションロードバランサの特徴
ALBは、EC2インスタンスに対してリクエストを振り分けることができます。この際、ALBはエンドポイントとして機能し、複数のリスナーを使用することが可能です。リスナーは、ALBに対するリクエストを受け取り、転送するための様々なポートとプロトコルを指定することができます。これにより、ALBはHTTP/HTTPS、TCP、WebSocketなどのプロトコルをサポートし、柔軟な負荷分散を実現します。
ALBは、ルールベースのルーティングをサポートしています。これにより、リクエストを受信するALBは、特定のターゲットグループにリダイレクトすることができます。これは、特定のリクエストを特定のEC2インスタンスに送信する際に、非常に有用です。また、ALBは、セッションアフィニティをサポートしています。これにより、同じユーザーからのリクエストが常に同じインスタンスに送信されることが保証されます。
利用方法
ALBは、AWSマネジメントコンソールを使用して簡単にセットアップできます。まず、ALBを設定するために、ターゲットグループを作成する必要があります。ターゲットグループは、リスナーが受け取ったリクエストを受け取り、ALBに接続されたEC2インスタンスにそれを送信します。ターゲットグループには、EC2インスタンスのIPアドレスやDNS名が含まれています。
次に、ALBのリスナーを設定する必要があります。リスナーは、リクエストを受け取り、ターゲットグループに送信するためのポートとプロトコルを指定します。リスナーは、同じポートに設定されたさまざまなプロトコルをサポートすることができます。
最後に、ALBのルールを設定する必要があります。これにより、リクエストがターゲットグループに送信され、正しいEC2インスタンスにルーティングされます。ルールは、特定のパス、ヘッダー、またはクエリストリングに基づいてリクエストをフィルタリングして、ALBに送信されるターゲットグループを決定します。
以上のように、AWS ALBは、アプリケーションに対する負荷分散を簡単に実現でき、セキュリティや可用性を向上させることができます。AWSマネジメントコンソールを使用して、簡単に設定できるので、導入することを検討してはいかがでしょうか。
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