CNR とは?通信品質を評価する指標「搬送波対雑音比」のこと
CNRとは「Carrier-to-Noise Ratio」の略称で、通信品質を評価する指標のひとつです。CNRは、送信する信号とその周囲に存在する雑音の比率を表しており、この比率が高いほど、より良い品質の通信が行われると言えます。
具体的には、CNRは「搬送波対雑音比」とも呼ばれ、信号が送信される際に使用される搬送波と、その周囲に存在する雑音の比率を表します。この比率を計算することで、通信回線の品質や性能を評価することができます。
CNRの数値は、デシベル単位(dB)で表されます。一般的に、CNR値が高いほど通信品質は良好で、逆にCNR値が低い場合は、雑音が多く通信品質が低下する傾向があります。
例えば、無線LANの場合、CNRが20dB以上であれば良好な通信品質が期待できます。しかし、環境によっては、CNRが低下することがあります。例えば、建物内での無線LAN通信では、壁などの障害物によってCNRが低下する可能性があります。
通信品質を評価する上で、CNRは非常に重要な指標のひとつです。CNRが高い通信回線を利用することで、より快適な通信を実現することができます。
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