CVとは?
CVは、コンピュータビジョン(Computer Vision)の略称で、コンピュータが画像やビデオを解析・処理する技術のことを指します。つまり、コンピュータが人間と同じように視覚情報を処理することができるようになることを目指した技術の総称です。
CVによる解析・処理の例
CVの代表的な応用例として、以下のようなものがあります。
– 顔認識技術:カメラ映像から人物を検出し、自動的に顔を認識する技術。セキュリティの分野で利用されることが多い。
– オブジェクト検出技術:カメラ映像中に含まれる特定のオブジェクト(車や人物など)を自動的に検出する技術。自動運転技術の発展に欠かせない技術である。
– 姿勢推定技術:カメラ映像中に写っている人物の姿勢(立っているか、座っているか、手を挙げているかなど)を推定する技術。トレーニング支援や介護支援などに活用される。
CVの応用例が広がる背景
CVは、近年注目を集めている技術の一つです。その背景には、以下のような要因が挙げられます。
– コンピュータの処理能力の向上:コンピュータの処理能力が向上し、リアルタイムでの画像処理が可能になったことが、CVの応用範囲を広げた一因となっています。
– データの蓄積量の増加:画像や映像などのデータ量が膨大になったことで、それを有効活用する技術が求められるようになりました。
– IoT技術の発展:IoT (Internet of Things) 技術の発展により、センサなどを用いてさまざまな情報を収集できるようになり、それによってCVの応用範囲が広がりました。
まとめ
CVは、コンピュータが画像やビデオを解析・処理する技術のことを指します。顔認識技術やオブジェクト検出技術、姿勢推定技術など、さまざまな応用例があります。その応用範囲は、コンピュータの処理能力の向上やデータの蓄積量の増加、IoT技術の発展など、さまざまな要因によって広がっています。
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