ガンブラー(Gumblar)とは?
ガンブラーは、ウェブサイトを改ざんし、マルウェアを配布する攻撃手法の一つです。2009年に最初に発見され、その後も多くのウェブサイトが犠牲になりました。この攻撃手法は、一度ウェブサイトに侵入すると、訪問者に対してマルウェアをダウンロードするように仕掛けます。そして、そのマルウェアを通して攻撃者は、被害者の情報を盗み出すことができます。
ガンブラーの攻撃手法
ガンブラーの攻撃手法は、一般的には以下のような流れで行われます。
1. 攻撃者は、脆弱性のあるウェブサイトを探し出す。
2. 攻撃者は、そのウェブサイトに侵入し、マルウェアを配信するためのスクリプトを配置する。
3. 訪問者がそのウェブサイトにアクセスすると、スクリプトが自動的に実行され、マルウェアがダウンロードされる。
4. ダウンロードされたマルウェアは、被害者のPC内に侵入し、個人情報を盗み出すなどの悪意のある行為が行われる。
ガンブラーに対する対策
ガンブラーに対する対策は、ウェブサイトの管理者側で行うことが重要です。以下の対策を実施することで、ガンブラーからウェブサイトを守ることができます。
1. ソフトウェアのアップデートを定期的に行い、脆弱性を最小限に抑える。
2. ウェブサイトのアクセスログを監視し、不審なアクセスがないかを確認する。
3. ウェブサイトに脆弱性がある場合は、早急に修正する。
4. ウェブサイトに不正なスクリプトが仕掛けられていないかを定期的にチェックする。
以上の対策を実施することで、ガンブラーからウェブサイトを守ることができます。しかし、常に新しい攻撃手法が開発されているため、ウェブサイトのセキュリティ対策を徹底することが必要です。
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