狭域通信とは?ITSで使用される通信技術について
狭域通信とは?
狭域通信(きょういきつうしん)とは、一定の範囲内での無線通信技術のことを指します。BluetoothやWi-Fiなど身近な通信技術も狭域通信の一種です。車載通信においては、ITS(Intelligent Transport Systems)で使用される技術として注目されています。
ITSとは?
ITSとは、インテリジェント・トランスポート・システムの略称で、車両や歩行者などの交通を効率的かつ安全にするために導入される技術の総称です。ITSには、交通情報提供サービスや自動運転技術など様々な技術が含まれます。
ITSで使用される狭域通信技術
ITSにおいては、車載機器同士や車両とインフラ(道路・信号機など)との通信に狭域通信技術が使用されています。主な技術として、DSRC(Dedicated Short Range Communication)やLTE-V(LTE-Vehicle)が挙げられます。
DSRCは、5.8GHz帯を使用する狭域通信技術で、車両同士や車両とインフラとの通信に使用されます。車両同士の安全情報の共有や、交通情報の受信・配信が可能です。一方、LTE-Vは、LTEの技術を応用した狭域通信技術で、900MHz帯を使用します。高速道路の自動運転や、路面の状態や信号機の情報の受信に使用されます。
まとめ
狭域通信は、身近なWi-FiやBluetoothなどの技術から、車載通信のITSに至るまで、様々な分野で活用されています。ITSにおいては、車両同士や車両とインフラとの通信に狭域通信技術が使用されており、DSRCやLTE-Vなどが代表的な技術として挙げられます。これらの技術によって交通の安全性や効率性が向上することが期待されています。
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