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クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは?
CSRFとは、Webサイトの脆弱性の1つであり、攻撃者がユーザーの身代わりに自動的に操作を行うことができる攻撃手法です。攻撃者は、悪意のあるWebサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込み、そのWebサイトにアクセスしたユーザーが攻撃されることを狙います。攻撃者は、被害者が権限を持つWebサイトに対して、本人の意志とは関係なくリクエストを送信することによって、被害者のアカウントに勝手にログインし、不正な操作を行ってしまうことができます。
CSRF攻撃の防御策とは?
CSRF攻撃を防ぐには、以下のような対策が必要です。
1.トークンを利用する
フォームの提出時に、Webサイトから提供されたトークンをHTTPリクエストに付加することで、CSRF攻撃を防ぐことができます。トークンは一意であり、攻撃者が予測することができないので、攻撃を防ぐことができます。
2.同一オリジンポリシーを実装する
同一オリジンポリシーとは、異なるドメインのWebサイト間で情報を共有できないようにするセキュリティ制限のことです。これにより、攻撃者が自分のWebサイトから被害者のWebサイトにログイン情報を送信することができなくなり、CSRF攻撃を防ぐことができます。
3.HTTPOnly属性を利用する
HTTPOnly属性とは、CookieがJavaScriptからアクセスできないようにする属性のことです。これにより、攻撃者がCookieを盗むことができなくなり、CSRF攻撃を防ぐことができます。
まとめ
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)は、Webサイトにとって深刻な脅威です。しかし、適切な対策を取ることで、被害を最小限に抑えることができます。Webサイト運営者は、CSRF攻撃に対する対策を自社サイトで実装し、Webサイト利用者も、安全なWebサイト上での操作に留意することが必要です。
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